マイナンバーデータの削除
まだ制度が開始したばかりのマイナンバーですが、各企業ともまだその扱いには手探り状態というケースも多いようです。
勉強会などが会社内で催さられていたり、マイナンバー担当者が社外の講習会に参加している姿も見受けられます。
ある意味、究極の個人情報とも言えるマイナンバーを扱うわけですから、相当気を遣った対応が求められているのです。
普段の管理は当然のことながら、一番注意しなくてはならないのは削除するときです。
削除したつもりの状態では、情報流出の危険度をぐっと上げてしまいます。
マイナンバーデータが記載されている媒体は様々あるため、マイナンバーが記載されている書類の破棄やパソコンに入っているマイナンバーの削除など方法も様々だといえます。
大切なのは、削除をする際には復元ができないように行うという鉄則があります。
書類の場合はシュレッダーで破棄することが通例ですが、復元不可が原則なので、復元ができないくらい細かく切断できるシュレッダーを使うべきでしょう。
マイナンバーデータが入っているパソコンなどの破棄
書類にマイナンバーを記載することも多いですが、パソコンのハードディスクやUSBメモリなどの記録媒体にデータが残っていることも多々ある事でしょう。
実際、パソコンで個人情報を管理している企業が大半ですから、ハードディスクなどのデータ削除方法も知っておかなくてはなりません。
多くの場合、自社内でマイナンバーデータの削除を試みてるかもしれません。
しかし、表面上はしっかりと削除できているかもしれませんが、少し詳しい人が復元を試みると消したはずのデータは復元されてしまいます。
簡単に復元できる消去ファイルは致命的なトラブルの元となりますので、専門業者に依頼し、プロならではの方法で復元できないデータ消去をするのがベストでしょう。
マイナンバーのデータ消去を一般的なデータ削除と同一視してしまうと、後々大きな損失と失墜につながる可能性は否めません。